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「故郷」のような紀の川市に
みんなが集まる「Crib」を
「故郷」のような紀の川市に
みんなが集まる「Crib」を
清滝直也 さん
清滝芳並
Kiyotaki Naoya
Kiyotaki Honami
紀の川市民歴3年
和歌山市内にあるカフェ「FAVORITE COFFEE」の店長で、大阪府泉大津市出身の直也さん。ダンススタジオ「Dancer’s Crib」のオーナー兼インストラクターで、兵庫県丹波市出身の芳並さん。のびのびと子育てをしたいという思いから、2021年4月に紀の川市へ移住。
国道24号岩出バイパスから、脇道を少し入ったその先には、はっさく畑が広がっている。そんな紀の川市花野に移住してきた、清滝さんご夫婦の元を訪ねた。
目次
思い出のある場所、紀の川市
紀の川市には祖母の家があり、子どもの頃よく遊びに訪れていた。「学生時代より大阪やアメリカ、京都などいろんな地を転々としていたので、紀の川市を故郷のように感じています。空気や雰囲気がとても落ち着きます。」と直也さん。「60歳くらいになったら、紀の川市に住むのもいいな。」と漠然と考えていた。
二人目の子どもが生まれたとき、のびのびと子育てがしたいと家を建てることを考え、当時住んでいた兵庫県丹波市近隣で土地を探し始めた。あるとき紀の川市に住む祖母より、「土地があるから見に来ないか。」と言われ、祖母の元を訪れた。はっさく畑を一部宅地にしたその土地は広々としたのどかな場所にある。なによりも嬉しそうな祖母の姿を見て「60歳とは言わず今なのかもしれない。」と思い、紀の川市に移住することを決めた。
集う繋がる場所「Dancer’s Crib」
学生時代よりダンスをしていた、清滝さんご夫婦の夢であったダンススタジオ「Dancer’s Crib」を自宅に併設した。
直也さんが「篠山城下町ホテル NIPPONIA」の料理長として兵庫県丹波篠山市に転勤した頃、芳並さんもダンス講師として隣の市から移り住む。知り合いがいなかったふたりを繋いだのが、ダンスだ。結婚し家族が増え、「同じ年代の子どもを持つ人が、ダンスを通じて集える場所を作りたい。」という思いが強くなったという。「Crib(クリブ)」は、ヒップホップでよく使われる造語で“家“ ”集まる場所“ “たまり場”という意味がある。
その思いの通り「Dancer’s Crib」は、3歳から大人までレッスンを行っており、 多くの家族や人が集い繋がる場所となっている。
紀の川市で私たちができること
ダンススタジオの駐車場を拡大するため、スコップひとつで、はっさくの木を抜こうと奮闘していた。その様子を見た近所の人たちが、声をかけ手伝ってくれる。地域の温かみを感じ、この地で何か自分たちにできることはないかと考え始めたという。
「紀の川市は関西国際空港が近いこともあり、海外の人にも紀の川市のことを知ってもらいたいと思っています。そのため、紀の川市の特産品を作りたいと。自分は食材を料理することしかできないので。」と笑顔で答える直也さんは、地元の食材を使用したハンバーガーを考案中だ。
芳並さんは、生徒たちがダンスの発表をするイベントを、紀の川市で開催したいという。
そのイベントには、地元の食材を使用したフードの出店はもちろんのこと、多種多様な出店者さんを誘致し、地元の人だけでなく多くの人が集えるようしたいと語る。
清滝さんご夫婦のパワフルで熱い人柄で、人が集い繋がれる温かい場所をつくっていくだろう。
教えて!センパイ!
紀の川市を一言で表すとなにぷる?
「故郷」
移住者へのアドバイスはなにぷる?
紀の川市のサポートが手厚いので、
市役所に相談してみることをオススメします!
紀の川市の魅力はなにぷる?
寒暖差があるので、
他の県では採れないような新鮮なフルーツや野菜がたくさん採れます。
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紀の川市にある祖母の土地を見に
田舎でのびのびと子育てをしたいという思いで、当時住んでいた丹波市で土地を探していた。直也さんの祖母から「紀の川市に土地があるから、一度見においで。」と提案がある。いずれ60歳ごろになったら、紀の川市に戻ってきたいという気持ちもあったため移住を決めた。
はっさく畑を一部宅地に
もともとはっさく畑だった土地を一部宅地にし、自宅と併設したダンススタジオを建設。ダンススタジオの駐車場を拡大するため、はっさくの木を自分たちでスコップ一本で抜いていたところ、近所の人たちが集まり手伝ってくれた。人の温かみにふれ、よりいっそう地域の力になりたいと思うきっかけとなる。
この記事を書いた人
ダンスに料理、表現の方法は違えど、自分が表現したもので誰かの喜んでいる姿を見たいという同じ気持ちを持つ清滝さんご夫婦。お話をすすめていくうちにそのパワフルなお人柄からあふれ出る熱い想いを感じた。人生の旬は「常に、ずっと更新し続けている。」と仰ったお二人。直也さんがつくっていく、人の輪をつなげる紀の川市の特産品が完成するのが楽しみだ。“Crib”という言葉がぴったりなほど温かい場所であった。これからも紀の川市の“Crib”であり続けてほしい。