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和歌山の名刹粉河寺のおすすめ見どころ

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和歌山の名刹粉河寺のおすすめ見どころ

日に日に季節が進む今日この頃。昼間のほっとする日差しと風がとても気持ち良く感じる紀の川市です。
気持ち良い日差しを感じるとおでかけしたい、と思っちゃいますよね!TVやネットでは行楽の話題もたくさん。皆さんはおでかけの予定はありますか?旅行やテーマパークへのおでかけも素敵ですが、半日で楽しめる近場のおでかけポイントも押さえておくと、お手軽で満足できちゃいます!

今回ご紹介するおでかけスポットは紀の川市粉河にある『粉河寺』です。
西国三十三所第三番札所で宝亀元年(西暦770年)開創の歴史あるお寺。
きっちりお参りも良いですが、お散歩の気軽さで楽しめるポイントをご紹介します!

ここがすごい!粉河寺

『寺は石山・粉河・滋賀』というフレーズをご存じですか?
枕草子の中の「今お参りしたいお寺はここ!」を作者の清少納言が書いた段です。
平安時代から病気平癒などに霊験がある観音霊場として有名だったのです。粉河寺が開創されるまでの物語が描かれている国宝『粉河寺縁起絵巻』によると、願いがある者の前に、子どもの行者が現れるとされています。この行者がご本尊の『千手千眼観世音菩薩』(せんじゅせんげんかんぜおんぼさつ)なのです。願いを叶えるご本尊を一目見ようと当時から人気だったようです。現在は絶対秘仏とされていて公開はされていません。残念ですが、神秘のヴェールに包まれているのも素敵ですね!

文化財いっぱいの境内

国の重要文化財である大門、千手堂、中門、本堂をはじめ、国の名勝である粉河寺庭園は一番の見どころです!とくに中門では繊細な造りはもちろんですが、屋根の下に掲げられた『風猛山』の扁額はなんと!紀州徳川家十代藩主、治宝公の直筆なのです!それは立派で歴史好きさんも納得です。
また県の文化財である庫裡、護摩堂、塗上門など数多くの文化財が点在しています。
紀の川市内の身近なお寺ですが、実は県内屈指の名刹なのです。

文化財以外のおすすめもたくさん!

中門のそばにいらっしゃる身代わり地蔵様。お地蔵様の前に願いが託されたミニ身代わり地蔵がたくさん並べられています。毎日お参りに来られる方もいらしゃるほど。
たくさんの願いが込められているのですね!ミニ身代わり地蔵は納経所でいただけます。
また参道に沿って流れる『長屋川』も美しいです。この川は実は粉河寺の「粉河」の名前の由来となった川なのです。「粉をすって入れたような白い河」で実際に白い川だったことが『粉河寺縁起絵巻』でも伝えられています。寺の名前の由来、ひいては地名になったと思うとなんだか感動します。

アクセスもラクラク

粉河寺
【住所】紀の川市粉河2787
【電話】0736-73-4830
【拝観料】無料(本堂内陣拝観は300円)
【駐車場】約100台 500円
【最寄り駅】粉河駅(徒歩15分)

いかがでしたでしょうか?簡単なご紹介になりましたが、実際の粉河寺の姿を「見に行ってみよう!」と思う部分があれば嬉しいです。
私が小学生のころは、子どものころから身近にある文化財に触れようと、写生をしに粉河寺へと歩いていきました。当時は友だちとおしゃべりしながらお弁当を食べた、楽しかった思い出があります。ちなみに、当時の1番人気の被写体は、本堂よりも隣にある『千手堂』です。こちらも国の重要文化財なのですが、子ども心に形が素晴らしいと思っていたのでしょうね!
今考えると文化財を見ながら、食事やおしゃべりだなんて贅沢ですね~

粉河寺はがっつり計画しなくてもちょっとした時間で楽しめます。境内も広いので歴史的建造物を見ながらウォーキングなんかも楽しいと思います。フォトジュニックなスポットもありますのでぜひ心に残る1枚を撮りながら散策してみましょう!

この記事を書いた人

すなおちゃん

生まれも育ちも紀の川市。生活の潤いは推し活と紀の川市の新発見。素敵な紀の川市の一面をご紹介したいと思います!