1年を通して様々な野菜や果物が収穫される紀の川市。
市内に立地する農産物直売所「めっけもん広場」では、今日も新鮮な採れたて特産品が
ところ狭しと並んでいます。紀の川市では、こうした地域資源の活用・発信に向け、学
生の力を活用するべく、令和6年2月に国立大学法人和歌山大学と包括連携協定を締結。
学生たちの市内での調査活動を支援しています。

今回は、経済学部の藤田和史准教授の研究室に所属する学生たちに、地域のつながりの
場としても機能しているめっけもん広場の活動について、調査していただきました!

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こんにちは！和歌山大学藤田ゼミです！

今回ご紹介するのは、規格外の農産物を活かした紀の川市の一大マーケット「めっけもん広場」！新鮮でおいしい野菜や果物を驚きの価格で購入できるとあって、地元だけでなく県外からも多くの人が訪れる人気のスポットです！

「なぜ、そんな採れたてでおいしい野菜や果物が安く買えるんだろう？」と疑問に思う方も多いと思います。そこで私たちは、実際にめっけもん広場を訪れインタビューすることで、取り組まれている活動について詳しく聞けるのではないかと考え、さっそくJA紀の里の職員さんにお話を伺ってきました。

「めっけもん広場」について改めて聞いてみました。

「めっけもん広場」の最大の特徴は、形がいびつだったり、少し傷がついたりした規格外品の品揃えが充実している点です。規格が揃っていないために市場流通には向かない農産物を“直売”という形で店舗に並べることで、食品ロスを減らす取り組みを行っています。

これまで販売の機会がなかった規格外品が商品化されることで、農家さんの収入にもつながる一方、消費者は新鮮な農産物を安く購入できるというWinWinな仕組みが実現しているのです！また、生産者同士がつながるコミュニティの場としても機能しており、情報交換や励まし合いの場としても活用されています。このような活動は、農家さんのモチベーション維持にも大きな役割を果たしているのだそうです！

「農業をもっと身近に」JA紀の里の職員・井谷さんの想い

　

紀の川市は一年を通じて多様な農産物が収穫できる強みを持つ地域。その魅力を活かしながら、地域内外から人を呼び込み、多くの人に農業に関わる機会を作っているのです！

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和歌山信愛女子短期大学と「めっけもん広場」

「めっけもん広場」の取り組みの中で、さらに注目されるのが、和歌山信愛女子短期大学（信愛短大）との連携活動です。めっけもん広場の位置する紀の川市は、令和５年度に信愛短大と包括連携協定を締結しています。学生たちは集中講義を受講する過程で、紀の川市をフィールドに、野菜や果物の摂取量調査を実施したり、地元産品を活かした栄養バランスの良いレシピを考案したりすることで、健康的な食生活の推進を行っていました！また、これらの活動を通じて、地元産品の魅力をより多くの人々に伝える役割も期待されています。

調査やイベントを通じて地域と深く関わる中、信愛短大の学生たちは

「紀の川市の野菜や果物の魅力をもっと知ってほしい」

という思いを抱き、講義やイベントなどを通じて、市場でのアンケートやレシピ配布を行っています。こうした直接的な交流は、訪れる人々に新たな発見を提供するとともに、地域農業の活性化にも大きく貢献していると感じました！

信愛短大・森岡先生が語る取り組み

森岡先生は、これらの活動を通して野菜や果物の摂取量を増やすための新たなアプローチを模索し、地域全体で健康的な食生活を促進することを目指していると言います。

「地域と連携したこうした取り組みを通して、野菜・果物の摂取量向上や地域農業の活性化につなげたい。」と話してくださいました。 この活動を通じて、信愛短大は地域社会とのつながりを深め、紀の川市を健康的な食生活の先進地にすることを目標にかかげ活動されておられます。

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紀の川市の農業と地域の発展を目指して

今回のインタビューを通じて、「めっけもん広場」が単なる農産物販売所ではなく、紀の川市の農業の未来を支える大切な役割を担っていることを実感しました。地域の農家と消費者をつなぐ交流の場であり、次世代へ農業の魅力を伝える拠点でもあります。

ぜひ一度紀の川市の「めっけもん広場」を訪れ、新鮮な農産物を楽しむとともに、紀の川市の農業や文化に触れてみてはいかがでしょうか！