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和太鼓をひろめたい。
希望を叶えるために紀の川市へ。

和太鼓をひろめたい。
希望を叶えるために紀の川市へ。

峯本 雄貴 さん
峯本 晃子
Minemoto yuuki
Minemoto Akiko

紀の川市民歴6年

岩出市出身、保育士と自身で事業をしながら和太鼓奏者として和太鼓の普及活動を行っている雄貴さん。和歌山市出身、看護師をされている晃子さん。結婚を機に、太鼓のスタジオもできるくらいの広さのある土地や物件をさがす。なかなか条件にあった土地や物件が見つからず。エリアを広げ探した際に、条件にあった物件を見つけ、紀の川市へ移り住む。

和太鼓の歴史は縄文時代からと非常に長い。だが舞台興行を目的とした太鼓を披露する歴史はまだ50年ぐらいと短い。そのため、もっと身近に和太鼓の面白さを感じてもらいたいと、紀の川市中心部にほど近くのどかな住宅地である紀の川市赤尾で、活動を行っている峯本 雄貴さんと、晃子さんご夫婦のもとを訪れた。

高校時代に出会った和太鼓に魅了されて

雄貴さんが和太鼓に出会ったのは、高校時代。はじめは物珍しさから、好奇心で入部した和太鼓部だったが、すっかり和太鼓の魅力にはまったという。「和太鼓の魅力は、誰が叩いても音がでるというシンプルさです。太鼓を叩いたときに心臓やお腹に響く音。体全体で感じられることが最大の魅力だと思います。そして、和太鼓の魅力に今でもとり憑かれているんですよ。」と笑顔で語る雄貴さん。高校卒業後、保育士を目指しながらプロの和太鼓奏者のもとへ弟子入りをする。そこでは、和太鼓の演奏だけでなく、歴史や和太鼓のことをより深く学び、20歳でプロの和太鼓奏者となる。その後は保育士をしながら、プロの和太鼓奏者として事務所に所属し舞台演奏などで活躍したのち、2019年に独立し「OFFICE SAMURAI」を設立した。
主な活動として、次世代に羽ばたく和太鼓奏者の育成や和太鼓教室を開催。また、老若男女に和太鼓の魅力を知ってもらうため、イベントや舞台での演奏も行っている。

和太鼓の活動から広がる紀の川市での生活

雄貴さんの昔からの夢は、自分の事務所の敷地内に太鼓のスタジオを作ることと、太鼓を保管できる倉庫を持つことだった。そして、その夢を叶えた場所が、紀の川市赤尾である。

希望の物件が見つかったことで紀の川市への移住を決めたが、実際に生活をしてみて紀の川市の良さを日々感じているという。「転居に伴い紀の川市役所に行くこともふえました。行くたびに感じることは、市役所の穏やかな空気や職員の皆さんが親切なんです。」はじめて紀の川市役所を訪れた際は驚いたという。「移住したときは、近隣の方たちに受け入れてもらえるのかと心配していたんですが、みなさんとても気さくで、歩いていると話しかけてくれたり採れたての野菜をくれたりと、心がほっこりします。」と雄貴さん。「今住んでいるこのあたりは、自然が豊かでとても静かで落ち着いて暮らせます。敷地も広いため和太鼓や三味線の音も、ご近所を気にせずいられるところがいいです。」と晃子さん。

2018年5月に移住をして3年がたち、すっかり地域にもなじみ、紀の川市の生活にとても満足している様子だ。

地域に根づいた活動を拠点から

雄貴さんは、移住してきた自分たちを温かく受け入れてくれた、地域の方との交流の場を作りたいという思いで、自宅の庭にウッドステージ「グリーンガーデンいこら」を2019年12月に作った。「自然・人・そして音楽、そのつなぐ場所」とスローガンを掲げ、自然豊かなこの地で、太鼓の音楽と多くの人がつながる場所になれたらとの思いが込められている。

そして2020年8月、地域の方へ和太鼓を披露するための第一弾のイベントが行われた。和太鼓集団いこらのメンバーの演奏はもちろんのこと、太鼓を叩いてもらう体験など、観客をまきこむイベントは、地域にとどまらず県内からも多くの人を動員した。
今後も「グリーンガーデンいこら」で、地域貢献と和太鼓人口の増加、伝統芸能に親しんでいただくための活動を行なっていきたいという。そして太鼓の音で人を元気にし、また笑顔にできるイベントを開催したいと考えている。そんな思いをこめて雄貴さんの太鼓の音が、今日も力強く鳴り響く。


教えて!センパイ!

きうぷる

Q1. 紀の川市を一言で表すとなにぷる?

峯本さんご夫婦

のどかで、落ち着いた暮らしができる所

きうぷる

Q2. 移住者へのアドバイスはなにぷる?

峯本さんご夫婦

紀の川市役所の方がいい人なので、移住を考えているなら相談することをおすすめします。

きうぷる

Q3. 紀の川市の魅力はなにぷる?

峯本さんご夫婦

近隣のみなさんも優しく、自然豊かで静かです。また、制度もいろいろとあるので助かります!


Inteview Movie

移住のステップ

現地に赴き、理想の物件探し

結婚を機に、和歌山県内の岩出市で探すもなかなか見つからず、紀の川市でも探しはじめる。和歌山県の田舎暮らしを専門とする不動産屋さんと出会う。広い敷地が必要なため、実際に訪れて物件を確認。不動産屋さんの紹介により、ソーラーパネル付きの平屋と倉庫、ちいさな畑と広い庭のある現在の物件に出会う。

リノベーションを開始

全改築ではコストが膨大にかかるので、いかに抑えて理想の家に仕上げていくかを常に考える。リノベーションをする部分によって、携わる業者さんを分けて発注した。そして、今現在の理想の住居となる。

この記事を書いた人

ぷるるん課長

はじめて会う私たちを、気さくに迎え入れてくれた峯本さんご夫婦。お話をすすめていくうちに、日頃から和太鼓を通して多くの方と触れ合い、自宅の庭でイベントするなど、人との繋がりを大切にしているからなのだと感じた。紀の川市へ移住をしてからの話では、雄貴さんと晃子さんから次々と紀の川市の魅力がでてくる姿に、こちらまで笑顔になる場面も。
人生の旬の話で「変化を楽しむこと」と仰った雄貴さん。その言葉のように、日々の変化をご夫婦で楽しんでいる。
新たな地で、志をもって夢を着実に叶えている、峯本さんご夫婦から多くのことを学ぶ1日となった。